テスラ、3列「Model Y L」を日本導入 補助金で実質632万円、都内は552万〜592万円 4月末に納車開始

テスラは、3列シートを備える「Model Y L」を日本で発売した。アジア太平洋地域での展開は日本を含む11市場に広がり、国内での納車は4月末までに始まる見通しだ。価格は759万円(登録手続き料10万円を含む)で、国のクリーンエネルギー自動車(CEV)補助金を適用すると実質価格は632万円となる。東京都の追加補助(40万〜80万円、対象要件により異なる)を受けられる場合は、実質価格が552万〜592万円まで下がる可能性がある。6月までに納車される顧客には、3年間の無料スーパーチャージングが提供される。
日本投入モデルは、他市場と同様に「Premium」1グレードのみで、デュアルモーターのAWD構成。国内の充電網は全国146カ所に726基のスーパーチャージャーを展開しており、販売増に対応するため、同社は国内のサービス網を大幅に拡充する計画だ。現在は販売拠点35カ所とサービスセンター14カ所を運営しており、サービス拠点を約30カ所まで増やす方針が示されている。 Model Y Lはホイールベースを延長した6人乗り仕様で、2+2+2の快適志向レイアウトを採用。前席は電動調整に加え、シートヒーターとベンチレーションを備える。2列目は格納式アームレストとシートヒーターを搭載し、電動で格納可能。3列目は50:50分割で、Cピラー部のエアコン吹き出し口、USB
Type-Cポート、カップホルダーを配置した。2列目・3列目はラゲッジ側からも倒すことができ、後席をすべて倒した場合の荷室容量は2,539リットル(5人乗りの通常モデル比で401リットル増)。フロントトランク容量は従来通り116リットルとなっている。 装備面では、電子制御ダンパーを用いたアダプティブサスペンションを採用し、快適性を高めた。3列モデル専用の外装色「Cosmic Silver」、19インチの「Machina 2.0」ホイール、18スピーカーとサブウーファーによるアップグレードサウンドシステムも用意される。性能は0〜100km/h加速5.0秒、最高速度201km/h、航続距離はWLTCモードで788kmとしている。
国内需要は伸びており、報道によれば同社の昨年の販売台数は1万600台で、前年比約90%増を記録した。日本事業を統括する橋本利一氏は先週の取材で、今年第1四半期の販売台数が約5,000台だったと示唆。あわせて、早ければ2027年初頭までに輸入車ブランドの首位を目指す考えも示した。 Model Y Lは昨年8月に発表され、当初は中国でのみ販売されていたが、先月以降、インドと台湾を除くアジア太平洋の主要市場へ展開を拡大。今回の日本導入により、香港、マカオ、タイ、マレーシア、シンガポール、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピンとあわせて11市場で販売されている。
