Trump Mobileが「Trump Phone」新デザインを公開、仕様を更新 発売時期の記載は消える

米Trump Mobileの独自スマートフォン「Trump Phone」の新デザインが、4月14日までに公式サイトで公開された。2026年2月上旬にThe Vergeとのビデオ通話で示されていた筐体が、一般向けにも確認できる形になった。The Vergeが4月14日に報じた通り、公式サイトは全面的に刷新されている。 新たに掲載された端末は、背面に縦並びの3眼カメラを備えたゴールドのモデルで、「Trump Mobile」のロゴと星条旗風の意匠があしらわれる。白色版と黒色版の画像も掲載され、数カ月前に示されたデザインとほぼ一致する。ただしサイトには「画像はイメージであり、最終製品の外観や仕様は変更される可能性がある」との注記が付いている。 このデザインは、2025年6月の立ち上げ時に発表された「T1
Phone」としては3種類目となる。当初は同年8月の発売を予定していたが、米国内で大規模生産が難しいことが明らかになる中で、同社は「米国製」とする訴求を取り下げていた。 仕様一覧も更新され、The Vergeが以前報じた情報におおむね沿う内容だ。主な仕様は、6.78インチAMOLEDディスプレイ、USB-C端子、5000mAhバッテリー、30W急速充電、指紋認証、AI顔認証、512GBストレージ。カメラは背面が5000万画素のメイン、800万画素の広角、5000万画素の2倍望遠の3眼構成で、前面カメラは5000万画素。OSはAndroid 15、SoCにはSnapdragon 7 Mobile Platformを採用する。 訴求表現にも変化がある。従来の「米国製」をうたう文言はサイト上から消え、現在は「米国の価値観を念頭に設計」「アメリカを誇るデザイン」「米国のイノベーションに着想を得た」といった説明に置き換えられている。
CNETが4月10日に確認した時点では、公式サイトには「今年後半登場」と記載されていたが、現在のサイトでは発売時期に関する記載自体が見当たらない。Trump MobileはCNETのコメント要請にすぐには応じていないという。 同社はこのほか、AppleやSamsungの整備済みスマートフォンも販売しており、価格帯は369~629ドル。また、自前の端末を持ち込む利用者向けに、月額45.47ドルで通話・SMS・データ通信が無制限となるプランも提供している。国際通話、ロードサイドアシスタンス、遠隔医療サービスも含まれる。 どの通信事業者の回線を利用しているかは明らかにされていないが、同社によれば、プラン加入者の端末ではネットワーク名としてステータスバーに「Trump」が表示されるという。
新サイトでは、従来掲載されていたドナルド・トランプ氏の画像に代わり、エリック・トランプ氏とドナルド・トランプ・ジュニア氏の写真が使われている。概要ページの動画で、ドナルド・トランプ・ジュニア氏は「エリックと私はTrump Mobileで携帯電話業界を変えようとしている」と述べ、エリック・トランプ氏は「アメリカの新たなワイヤレスの自由は、単なる新しいスマートフォンではない」と強調している。 新デザインには変更の可能性が明記され、発売時期の目安も現時点で示されていない。今後、正式な発売計画や詳細仕様の確定が注目される。
